米Hewlett-Packardは中国時間の5月9日、中国の上海でプライベートイベント「Global Influencer Summit 2012」を開催。世界各国から500人以上のプレス関係者が訪れる中、約80を数える新製品を披露。ここではUltrabookの新モデルを簡単に紹介しよう。
「HP ENVY Spectre XT」
全面ガラス張りのトップカバーで驚かされた「HP ENVY14-3000 SPECTRE」に連なる新Ultrabook。新モデルの外観は、ヘアライン加工された全面メタル仕様になっている。
会場で展示されたデモ機は、CPUに未発表の第3世代Intel Core i7を搭載していた。そのほか、メモリは4GB、ストレージは128GB SSD、13.3型ワイド液晶ディスプレイ(1,366×768ドット)、OSがWindows 7 Home Premiumなど。主なインタフェースは、SDメモリーカードスロット、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Gigabit Ethernet対応有線LAN、USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI、ヘッドホン出力など。
独自のサウンド機能「Beats Audio」や、本体がスリープ時でも電子メールを更新できる「Intel Rapid Start Technology」なども備える。バッテリ駆動時間は最大約8時間、厚みは約14.5mm、重要は約1.39kg。アジア太平洋地域では6月中旬より発売され、価格は約999.99米ドル。現時点では日本での発売は未定。
「HP ENVY 4」「HP ENVY 6」
同じく、14型ワイド液晶ディスプレイのUltrabook「HP ENVY 4」、15.6型ワイド液晶ディスプレイの「HP ENVY 6」も公開。ワールドワイドでスタンダードの15.6型、そして中国では14型ワイドの人気が高いことを考慮したラインナップだ。
こちらもIntel未発表のCore iシリーズを搭載し、最大約8時間または約9時間のバッテリ駆動時間、SSD、1,366×768ドット液晶、Beats Audio、Intel Rapid Start Technologyなどを備える。
また、「HP ENVY 4」と「HP ENVY 6」には、それぞれ本体カラーとしてレッド&ブラックとシルバー&ブラックの本体カラーが用意され、およびAMDの最新APUを搭載した「HP ENVY Sleekbook」もラインナップ予定。アジア太平洋地域では5月9日に発売し、価格は約699.99米ドルより。現時点では日本での発売は未定。
「HP Pavilion m6」
Ultrabookではないが、「HP Pavilion」シリーズの新モデルも登場。デモ機ではAMDのAPUを搭載しており、ディスクリートGPUとして同じくAMDのRadeon HD 7670Mが採用されていた。液晶ディスプレイは15.6型ワイドの1,366×768ドットで、DVDスーパーマルチドライブを搭載する。アジア太平洋地域では2012年夏の発売予定で、価格は約749米ドルより。現時点では日本での発売は未定。