ヤマハは9日、機能性とデザイン性を両立したというシアターラックブランド「POLYPHONY」(ポリフォニー)の新製品として、シアターラックシステム「YRS-1200」を6月中旬に発売すると発表した。価格はオープンで、推定市場価格は12万5,000円前後。
同製品は、「YRS-1100」のサウンドクオリティをそのままに、従来の「ポリフォニー」シリーズとは異なる家具調デザインを採用したデザインバリエーションモデル。ホコリの侵入を防ぐガラス扉や、ブルーレイディスクなどのパッケージ約20枚を収納できる引出しも備え、ラックとしての実用性も高めている。
トップボードには、サラウンドシステムであるヤマハYSP(デジタル・サウンド・プロジェクター)のビームスピーカーを内蔵。独自の技術で音のビームを壁面反射させ、前後左右からリアルな音が聴こえる7.1chサラウンド再生を実現するとのこと。また、重低音を響かせるサブウーファーも内蔵されている。総合最大出力は232W(YSP部132W、SW部100W)。
大手メーカーのテレビやレコーダーに対応したHDMIコントロール機能(リンク機能)も搭載。同製品とテレビ・レコーダーをHDIMケーブル1本で接続すれば、テレビリモコンで本機の電源ON / OFFや音量調整、入力切替が可能となる。新たにLG Electronics製のテレビにも対応した。
入力端子はHDMI3系統、音声アナログ1系統、光デジタル2系統、同軸デジタル1系統を装備し、テレビの他にブルーレイレコーダーやゲーム機などを接続して7.1chサラウンドの再生が可能。出力端子は、HDMI1系統と映像1系統(コンポジットRCA / メニュー表示用×1)を装備。同社のiPod用ユニバーサルドック「YDS-12 / 11」や、iPod用ワイヤレスシステム「YID-W10」に対応するDockポートも用意されている。
外形寸法はW1,200×H469×D445mmで、重量は59.5kg。耐荷重は、天板が50kg、棚板が15kg、底板が15kgとなっている。