富士通は9日、個人向けPCの2012年夏モデルとして、HDD搭載PCとしては世界最薄の「LIFEBOOK UH75/H」を発表した。13.3インチクラスの本体サイズに14インチの液晶ディスプレイを搭載し、第3世代のIntel Coreプロセッサを搭載する。提供開始日は現時点では未定。
ストレージは500GBのHDDと高速処理用のSSD(データ保存領域としては使用不可)という構成で、SSD搭載機並みの高速処理とHDDの大容量を両立させている。それでいて最厚部約15.6mmという極薄ボディは、同社の技術を活かした超圧縮グリッド構造と天板・底面へのマグネシウム合金採用により、約200kgfの全面加圧試験をクリアするなど、堅牢性も高い。
カラーはサテンレッドとサテンシルバーの2色。薄型デザインに加えて狭額のフルフラットファインパネルやサイドカラードキーボードなど、デザインも美しい。
発表時点では、CPUは第3世代Intel Coreプロセッサ搭載予定とのみ公表されており、詳細は後報とのこと。チップセットやグラフィックスについても同様だ。
その他の主な仕様は、メモリがPC3-12800 4GB(4GB×1)、ストレージが約500GB SATA HDD+高速処理用SSD、光学ドライブがなし、ディスプレイが14型ワイドLEDバックライト付きTFTカラー液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。
インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Mobile WiMAX、USB 3.0×2(うち1つは電源オフUSB充電機能付き)、USB 2.0×1、HDMI出力、ヘッドホン出力/ライン出力兼用×1、ダイレクト・メモリースロット、約100万画素WEBカメラなど。バッテリタイプはリチウムポリマで、駆動時間は約9.1時間。サイズ・重量は、W327×D225×H9.0~15.6mm、約1.44kg。