5月9日にTCA(電気通信事業者協会)が、4月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、ソフトバンクが4カ月連続の首位となった。2位はKDDI(au)、3位はNTTドコモ。なお、イー・アクセス(イー・モバイル)は2011年12月から契約者数の公表をやめている。

ソフトバンクは27万2,700増で、累計契約数は2,922万1,700契約となった。ソフトバンクの月間純増数が20万件を越えるのはこれで10カ月連続。iPhone 4Sおよび新しいiPadの好調な売れ行きに加え、今夏以降にプラチナバンドの900MHz帯が利用できるようになる3G携帯端末PANTONEシリーズ(シャープ製)の販売数も伸びているという。

2位のKDDI(au)は24万400増で、累計契約数は3,534万9,500契約となった。iPhone 4Sが堅調に売れているほか、「auスマートバリュー」や「auスマートパス」などのサービスもユーザーに好評とのこと。3位のNTTドコモは12万8,300増で、累計契約数は6,025万7,800契約となった。なお、KDDIは5月15日に、NTTドコモは5月16日に2012年夏モデルの新機種発表会を控えている。

携帯電話全体としては64万1,400契約増で、累計契約数は1億2,482万9,000契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ 128,300 60,257,800
KDDI(au) 240,400 35,349,500
ソフトバンクモバイル 272,700 29,221,700
イー・アクセス - -
携帯電話総計 641,400 124,829,000

NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ 14,300 37,400
KDDI(au) -5,200 36,500
ソフトバンクモバイル -4,400 30,200

PHSではウィルコムが41,400増で、PHS全体で累計459万7,800契約となった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 41,400 4,597,800
PHS総計 41,400 4,597,800

無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは19万4,900増で、累計246万600契約となった。

グループ 純増数 累計
UQコミュニケーションズ 194,900 2,460,600

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