オリンパスイメージングは5月8日、デジタルカメラ「OLYMPUS SZ-31MR」を発表した。発売は5月下旬を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は45,000円前後となっている。
画像処理エンジンを2基搭載し、静止画とフルHD動画の同時撮影や、ワイド動画とズーム動画の同時記録が可能な「マルチレコーディング」機能対応モデル。加えて、24倍ズームレンズも搭載しており、運動会で遠目の位置から子どもの活躍を写真と動画両方で収めたりする際にも活用できる。なお、画質劣化を抑えてデジタルズームを行う超解像ズームを利用すれば、48倍までのズーミングが可能だ。
画像処理には、コンパクトデジカメ用の最新技術「iHSテクノロジー」を利用。画像処理エンジンは「TruePicV」と裏面照射型CMOSセンサーにより、高感度、低ノイズ、高速AFを実現するほか、最大29パターンのシーンを判別して最適な設定を自動適用する「iAUTO」にも対応している。
画像や動画にフィルター効果を手軽に加えられる「マジックフィルター」は、4月に発表された「VH-510」や 本製品と同時発表の「TG-1」と同様に、「ドラマチック」と「ランダムタイル」が追加されて全12種類となった。
また、人物撮影後に、パレット感覚のメニューからチークやアイシャドウなどの効果を付加したり、瞳の色を変えたりできる「メイクアップ」機能も搭載。撮影した画像加工の楽しみの幅がより広くなっている。
主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射方式)で、レンズの焦点距離が25mm~600mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.0~F6.9、対応感度がISO80~ISO6400となっている。背面のモニターは約92万ドット・3型の液晶方式(タッチパネル)、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(Eye-Fiカード含む)のほか本体内蔵メモリ(43MB)だ。記録形式は静止画がJPEG(2D)、MPO(3D)、動画がMOV(H.264)で、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD/1080p)となっている。バッテリーはリチウムイオン充電池を採用。
本体サイズはW106.3×D39.7×H69.2mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で244gだ。