レノボ・ジャパンは2日、Ivy Bridgeの開発コード名で知られる最新の第3世代Intel Coreプロセッサに、NVIDIAの高性能GPUを組み合わせた性能重視のタワー型デスクトップ「IdeaCentre K430」を発表した。本日より全国の量販店にて販売を開始し、価格はオープン。ラインナップは内部構成や付属周辺機器の違いなどで3モデルあり、店頭予想価格はフルセットの最上位モデルで18万円前後。

「IdeaCentre K430」。性能重視のハイエンドタワーだ。フロント部の真ん中あたりにポータブルHDDの差込ポートがある

ゲーム、フォトレタッチや映像編集などをバリバリこなせる高性能デスクトップ。筐体のギミックとして、フロント部に専用ポータブルHDD(容量500GB)をホットプラグ着脱できるHDDポートを備えている。同ポータブルHDDは単体でもUSBハードディスクとして利用可能。3モデルのラインナップのうち、フルセットの最上位モデルではこのHDDのほか23型フルHD(1,920×1,080ドット)のLED液晶(型番: Lenovo L2364)が付属する。

最上位モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-3770(3.40GHz)、チップセットがIntel Z75 Express、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 560 2.5GB、メモリ容量が8GB(最大32GB)、ストレージがHDD 1TB+ポータブルHDD 500GB、光学ドライブが書込対応ブルーレイディスク、OSがWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。主なインタフェースはUSB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×4、HDMIポート×1、9-in-1メディアカード・リーダなど。本体サイズはW175×D409×H360mm。本体カラーはブラック。

また本機では、Windows 7を高速化するパフォーマンス最適化技術「Lenovo Enhanced Experience」の最新版、「Lenovo Enhanced Experience 3 for Windows 7」が導入されている。特徴は以下の3点。

  • RapidBoot: 数々の占有最適化技術を使ってより速い起動時間/シャットダウンを可能に。一般的なWindows 7搭載PCより平均で約40%速く起動できるという。
  • BootShield: 工場出荷時の状態で起動した際と同等の起動時間で、複数のアプリケーションがインストールされた後でも初期の起動時間を維持できる。
  • マルチメディアの最適化(コンシューマ製品Ideaシリーズ向け機能): 17段階グレースケール、16:9ワイドスクリーンビュー、高解像度、高彩度などの調整を行い、より鮮やかでクリアーな画質でビデオチャットなどを楽しめる。