小林製薬は24日、「今夏を乗り切る暑さ対策製品」体験イベントを都内で開催した。2010年に8月最高気温が観測史上最高を記録し、2011年には震災による節電意識の向上のため「エアコンを使わない暑さ対策」が急速に普及したことをうけて、同社は「夏の暑さをエコに乗り切るひんやりグッズ」の開発に力を入れている。
同社が行った「汗やムレによるニオイやベタつきに対する意識調査」によると、電車・バス内で他人の汗やムレのニオイ、ベタつきが気になったと答える人が42%ともっとも多く、また、汗・ムレ対策を行っている人への印象を聞いたところ、「周囲に気を配っている」、「好感がもてる」と感じる人の合計が80%を超えた。
ビジネスで使えるひんやりグッズ
今回行われた「今夏を乗り切る暑さ対策製品」体験イベントでは、「ビジネスで使えるひんやりグッズ」として、シャツにそのまま吹きかける「シャツクール」や、むれた靴の中にスプレーする「靴クール」など、出勤前、デスク、外出先とさまざまなビジネスシーンに対応した製品が紹介された。
自宅で使えるひんやりグッズ
また、「自宅で使えるひんやりグッズ」として、料理中の熱さを和らげる主婦向けの「首もとベルト」や、首にかけたまま外出できるデザイン性の高い「お出かけスカーフ」、シーツの下に敷く「ジェルマット」などデモンストレーションされた。
スポーツで使えるひんやりグッズ
さらに「スポーツで使えるひんやりグッズ」として紹介されたのは、むれた頭皮に直接吹きかける「ヘッドクール」や、急速に体を冷却する「-20℃ジェット冷却」といったものや、スポーツをする子どもの肌を考え、メンソールの配合量を少なくした、子ども向けの「シャツクール」も披露された。
ちなみに、小林製薬のグループ会社である桐灰化学の橋間氏のイチオシは、「タオルに氷をつくるスプレー」。
この商品は、タオルや帽子などにスプレーを噴射することによって、-30℃の氷を作ることができる。約1秒の噴射で70~80回使用することが可能。出来上がった氷は、ほてった肌にそのまま当てることができる製品となっている。
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