Mozillaから、Thunderbird 12がリリースされた。新機能の紹介とともに、ThunderbirdのアドオンRemove Duplicate Messageを紹介したい。

Thuderbird 12へのアップデート

まずは、アップデートである。メニューの[ヘルプ]→[Thunderbirdについて]から[ダウンロードした更新を適用]をクリックする。

図1 バージョン11からのアップデート

アップデート後にThunderbird 12を起動したところが、図2である

図2 Thunderbird 12

特に大きなユーザーインタフェースの変更はない。Thunderbird 12の新機能や修正であるが、以下となる。

  • グローバル検索時に、結果に含まれるメッセージの抜粋が表示
  • RSSフィードの購読と全般的なフィード処理に関してさまざまな改善

今回のバージョンアップで、対応されたセキュリティ問題は、以下の通りである。

  • RSS/Atomフィード読み込み時の潜在的なサイト識別情報偽装[高]
  • JavaScriptエラーによるHTTPリダイレクトとリモートコンテンツの読み取り[中]
  • OpenTypeサニタイザのオフバイワンエラー[最高]
  • textImage2Dを使ったWebGLコンテンツによるクラッシュ[最高]
  • ISO-2022-KR/ISO-2022-CNのデコード問題を通じた潜在的なXSS[中]
  • OriginヘッダのあいまいなIPv6によるWebサーバーのアクセス制限回避[中]
  • ページ読み込みの短絡化によるXSS[高]
  • WebGL.drawElementsのFindMaxUshortElementエラーによる動画メモリの不正な読み取り[高]
  • cairo-dwriteを使ったフォント描画中に生じる潜在的なメモリ破壊[最高]
  • マルチバイトコンテンツ処理エラーを通じた潜在的なXSS[高]
  • gfxImageSurfaceにおける不正な解放によるヒープ破壊[最高]
  • IDBKeyRangeにおける解放後使用の問題[最高]
  • 様々なメモリ安全性の問題(rv:12.0/rv:10.0.4)[最高]

今回も多くのセキュリティ対策が施されている。速やかにアップデートを行うべきである。