和歌山の酒造大手 中野BC(和歌山県海南市)は、国際的な酒類・食品品評会「2012年モンドセレクション」の「スピリッツ及びリキュール」部門に、「大吟醸 紀伊国屋文左衛門 黒」を初出品し、同賞の最高金賞を受賞。さらに純米酒「紀伊国屋文左衛門」と梅酒「紅(べに)南(なん)高(こう)」が金賞、サプリメント「梅真珠」が銀賞を獲得し、今年同社が出品した4商品全てが受賞を果たした。
最高金賞受賞の大吟醸は、酒造好適米の中でも最高級と呼ばれる兵庫産「山田錦」のみを、蔵人が丹念に“手洗い”でコメの3分の1になるまで削ったことにより、コメの外層部に含まれるたんぱく質や脂肪分を取り除き、 フルーティーで華やかな香りの日本酒に仕上がった点が評価された。
青梅の果汁を煮詰め濃縮した成分である梅エキスを凝縮した粒状のサプリメント「梅真珠」の銀賞受賞は、昨年に続き2度目の受賞。“酒蔵会社”という枠にとらわれず、和歌山特産の梅や柿などを使った数多くの酒類や機能性食品を販売しているのも、この中野BCの特長でもある。
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