そろそろ新生活が一段落して、自分のペースがつかめてくる頃。日々の生活にも少しずつ余裕が生まれてきているはず。「たまには映画館でゆっくり最新作を観ようか」なんて考えている人も少なくないのでは? 幸い、ゴールデンウィークというビッグイベントがある5月は、話題の新作映画が目白押し状態。そこで、注目の作品を中心に5月公開の映画をまるっとご紹介しよう。

●GWから母の日にかけて話題作ラッシュ!●

 まず5日(土)のこどもの日に公開されるのが、小栗旬と岡田将生というホットな人気俳優が宇宙飛行士を目指す兄弟を演じる『宇宙兄弟』。テレビアニメ版が4月から日本テレビ系で放送されて好評を博しているが、実写映画版のこちらも注目度は非常に高い。幼い頃の夢を兄弟で追いかけるというストーリーは、まさにこどもの日にぴったり。小学館漫画賞と講談社漫画賞をダブル受賞したコミックが原作なだけに、ストーリーのおもしろさは折り紙付きだ。

 同じく5日に公開されるのが、香港映画界の巨匠ツイ・ハーク監督とアンディ・ラウがタッグを組んだ『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』。唐王朝時代を舞台に、ミステリアスな人体発火事件を追う判事の活躍を描いたミステリーアクション作品だ。

 また、事故をきっかけに出会った男女の恋愛模様をコミカルに描いたラブコメ『エターナル 奇蹟の出会い』も5日に登場。ミラ・ジョヴォヴィッチのキュートな魅力が満載で、ファンならすぐにでも映画館に向かうべし!

 11日(金)には、トム・ハンクスが主演と監督を務めた『幸せの教室』が初日を迎える。リストラを機にスキルを身につけるためコミュニティ・カレッジに入学したラリー(トム・ハンクス)と、教師メルセデス(ジュリア・ロバーツ)が織りなすハートフルなドラマ。ハリウッドを代表する二大俳優のゴージャスな競演も見どころのひとつだ。

 翌日12日(土)には、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのキーラ・ナイトレイと『アバター』や『タイタンの逆襲』のサム・ワーシントンが夫婦を演じた『恋と愛の測り方』が公開。また、『トランスポーター』シリーズのジェイソン・ステイサムが名優ロバート・デ・ニーロや実力派クライヴ・オーウェンと共演した『キラー・エリート』もこの日から。さらにミラ・ジョヴォヴィッチ主演のサスペンスもの『フェイシズ』、あの貞子が3Dでスクリーンに現れる『貞子3D』、お笑い芸人のウド鈴木が主演した『一遍上人』などが公開される。

●ハリウッド大スターの来日に合わせて公開される作品も!●

 第84回アカデミー賞をにぎわせたアレクサンダー・ペイン監督の話題作『ファミリー・ツリー』は、5月18日(金)に登場する。惜しくも主演男優賞は逃したものの、ジョージ・クルーニーのコミカルな演技は笑いと感動を与えてくれる。ファンならずとも必見!

 翌19日(土)には、ティム・バートン監督とジョニー・デップの強力タッグで1960年代のテレビドラマをリメイクした『ダーク・シャドウ』が初日を迎える。これまでティム・バートン作品で人造人間やショコラティエ、殺人鬼、帽子屋などを演じてきたジョニー・デップが、今度はヴァンパイアに扮(ふん)するのが見どころのひとつ。ミシェル・ファイファーやエヴァ・グリーン、クロエ・グレース・モレッツなど華やかな共演陣も見逃せない。ちなみに、本作の公開に合わせてティム・バートン監督とジョニー・デップが5月12日に緊急来日するとのこと。気になる人は、同日に開催されるジャパンプレミアや翌13日に予定されている記者会見の模様もぜひチェックを!

 このほか、キャメロン・ディアスが不良教師を演じる『バッド・ティーチャー』、マペット(操り人形)と人間がともに暮らす田舎町を舞台にしたファンタジックなミュージカル『ザ・マペッツ』、名匠シドニー・ルメット監督がアクション俳優ヴィン・ディーゼルと組んだ法廷サスペンス『コネクション マフィアたちの法廷』、箱の中に閉じ込められた男が体験する恐怖をスリリングに描いたスティーブン・ドーフ主演のシチュエーション・スリラー『ブレーキ』なども19日にスクリーンに登場する。

 公開ラッシュはまだまだ続き、25日(金)にはウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズがエイリアンを監視するエージェントを演じる人気SFアクションシリーズ最新作『メン・イン・ブラック3』が日米同時公開。主演ふたりと共演のジョシュ・ブローリン、バリー・ソネンフェルド監督の来日も決定しており、5月8日(火)には都内でジャパンプレミアも実施される予定だ。

 翌26日(土)に初日を迎えるのは、1920年代のパリにタイムスリップした青年がヘミングウェイやピカソ、その愛人アドリアナらと出会うというファンタジックなストーリーが魅力的なウディ・アレン監督作『ミッドナイト・イン・パリ』、アントニオ・バンデラスが天才形成外科医を演じた『私が、生きる肌』、奥田英朗の小説を深川栄洋監督、香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏らで映画化したラブコメ『ガール』、堤幸彦監督がホームレスを題材に撮った『MY HOUSE』など。

 ここまで見てきたように、5月はハリウッド超大作から珠玉の佳作まで、さまざまな作品が公開される。気になる作品があった人は、ぜひ映画館に足を運んで幸せなひとときを過ごしてほしい。

文●山口優

画像は『メン・イン・ブラック3』Photo by WILSON WEBB - (C) 2011 Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved.

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