女優の木村佳乃が23日、東京・渋谷のNHKで行われた主演ドラマ『はつ恋』(NHK総合 毎週火曜 22:00~22:48 全8話)の会見に出席した。

左から青木崇高、木村佳乃、伊原剛志 拡大画像を見る

中園ミホのオリジナル脚本で描いた同ドラマは、大人の純愛物語を描く。年下の潤(青木崇高)、そして幼い息子と幸せな日々を送っていた言語聴覚士の村上緑(木村佳乃)は、肝臓ガンと診断される。手術は極めて困難と言われた中、唯一成功させられるのが緑の初恋の相手である三島(伊原剛志)。三島との再会に動揺する緑だが、愛する家族のため三島に命を委ねるのだった。

主演の木村は「久々の連続ドラマが久し振りの大人の恋愛ドラマに挑戦しています」と話して「緑は肝臓ガンになったり子供や夫に初恋の相手と色んな狭間で揺れ動きながら一生懸命生きていく切ない女性。心を込めて大切に演じていきたいと思っています」と意気込んだ。

東山紀之との間に長女を出産してから初めての連続ドラマで母親役に臨む木村。「働く新米ママとしてはまだまだこれからですが、昔傷つけられた三島先生の手術に踏み切る緑の気持ちは、結婚して出産しなければ分からなかったのかもしれません。今だから子どもと旦那さんのために何が何でも長く生きたいと思います。今感じるのは、子供のために絶対に死なない、と最近思いますね」と出産後の心境の変化を告白した。

また、初恋についての質問も出て、木村は「小学生の高学年に好きな子が座っていた椅子にこっそり座ったり目が合ったら心臓が口から飛び出すような思い出の初恋でした」と回答。伊原は「幼稚園のころ、サマーキャンプにお手伝いとして来ていた20歳ぐらいの人が描いた絵を見るとドキドキしましたね」と話して報道陣を沸かせていた。