へヴィ・メタルバンド、メタリカの映画『ミッション・トゥ・ラーズ』が、6月より公開されることが明らかとなった。
この映画は、メタリカのファンであるトム・スパイサーが、彼にとっての英雄であるメタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒに会うまでの足跡を追ったもの。同作では、精神発達障害の1つである脆弱X症候群を持つトムが、ジャーナリストの姉ケイトと映画監督の兄ウィリアムと共に、ラーズに会おうとする姿が描かれる。
ケイトは「私たちはこのトムとの旅で、100ポンドの車に乗ってバーガーキングのハンバーガーを食べ、ヘビーメタルのテープを聞くという、10代のマジックを再び蘇らせようとしたの」と語っている。さらに、これが3人にとって楽しく、絆が深まる旅になるだろうと考え「トムにとっていいと思うことを何かやりたかったのよ」と続けた。
意外なことにこの作品には、ボブ・ディランやデヴェンドラ・バンハート、ブラーの楽曲が使用されていることも注目を集めている。昨年メタリカのソニスフェア・フェスティバル出演前の席でラーズ本人にすでに見せられたという。
また、同作からの利益はメンキャップというチャリティ団体に寄付されることになっており、既に同作プロデューサーが2万5,000ポンド(約320万円)の募金を、カサビアンが寄付金を募るためのグッズを寄付している。
(BANG Media International)
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