5人組の女性アイドルユニット「ももいろクローバーZ」は2012年4月21日、神奈川・横浜市の横浜アリーナにて「ももクロ春の一大事 横浜アリーナまさかの2DAYS~ももクロ★オールスターズ2012~」と銘打ったコンサートを開催した。
横浜アリーナでの公演は初めてのももいろクローバーZ。しかも2DAYSで行われる今回のライブだが、両日で2万5000席のチケットは、発売開始後わずか3分間で完売する人気振りをみせた。
1日目となる21日は、熱狂的ファンで満席となり、開演前から熱気ムンムンの中、まずはメンバーから、「今日は、私たちももクロの持ち味である『楽しい』を目いっぱい皆さんに伝えられるようなコンサートにしたいと思います」(百田夏菜子)、「今日は、私たちにとって初めてとなる2デイズです。1日目の今日は、『楽しくなければももクロじゃない!』をテーマに、いろんな顔のももクロを見てもらえると思います」(佐々木彩夏)、「これまで重ねてきた経験を今日は存分に発揮して、ももクロらしいパフォーマンスでみんなに喜んでもらえるよう頑張りま~す」(有安杏果)、「いいか~! おまえら~っ! 2012年、私たちから目を離すなよ~っ! おまえらの思いを胸に今日も最高のステージを見せるぞ~!」(玉井詩織)、「ファンのみんなの笑顔を今日もいっぱい感じたいので、高さん、今日も頑張るから応援よろしく~っ。そして、皆さんも『社会から逸脱して』、今日はおもいっきり楽しんでください」(高城れに)とそれぞれあいさつ。
オープニングからパワー全開で新曲「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」を披露したのをはじめ、「労働讃歌」「ツヨクツヨク」「ももクロのニッポン万歳!」「行くぜっ!怪盗少女」「全力少女」、ソロナンバーから玉井が「涙目のアリス」、高城が「津軽半島龍飛崎」、佐々木が「あーりんは反抗期!」、有安が「教育」、百田が「渚のラララ」など全22曲を熱唱。
途中、ゲストの加瀬邦彦とザ・ワイルドワンズと百田のジョイント、アコーディオン奏者・横森良造による「素人のど自慢コーナー」で、デュークエイセスが「筑波山麓合唱団」、AKB48・指原莉乃がソロデビュー曲「それでも好きだよ」、松崎しげるが「愛のメモリー」の歌唱パフォーマンス、青空球児・好児のコントなど、バラエティーに富んだステージで楽しませた。
また、今年夏のコンサート「サマーダイブ2012」が埼玉の「西武ドーム」で8月5日に開催されることを発表。松崎が西武ライオンズの応援歌「地球を駈ける獅子を見た」を歌って開催場所をメンバーたちに知らせ、喜ぶ百田は「また一つ目標ができました。ぜひ皆さんも見に来てくださいね」と、笑顔でファンたちに呼びかけていた。