全日本空輸(ANA)は17日、受領した7号機目のボーイング787型機を使用し、世界初のバイオ燃料搭載機によるデリバリーフライトを行った。同機はアメリカ・ワシントン州エバレットを17日13時20分(日本時間)に出発し、羽田空港に予定より36分早い22時54分に到着した。
このフライトは同社の環境課題への取り組み「ANA FLY ECO 2020 -もっと、ずっと、青い空へ-」の一環。環境負荷の低い787型機とバイオ燃料の相乗効果により、ボーイング767型機と比べ約30%のCO2削減を見込んでいるという。
搭載されたバイオ燃料は使用済み食用油を主体としており、既存の石油由来のジェット燃料(ケロシン)にバイオ燃料を15%混合した。機体には、ボーイング社デザインによるバイオ資源由来の航空燃料と航空会社の結びつきを象徴した「Sustainable Aviation BIOFUEL」のロゴマークが取り付けられた。
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