米国で最も安定したネットワークでiPhoneを使用できる通信キャリアと言われるVerizon。米国で最も早く4G LTEサービスを展開している通信キャリアでもある。そのVerizonが19日に1-3月期決算を発表した。3G対応のみのiPhoneと、LTE対応版が登場し始めたAndroidスマートフォン、米国でLTE対応製品がもっとも充実しているVerizonの契約者が選んでいるのは……。
Verizonの最高財務責任者のFran Shammo氏によると、第1四半期の同社のスマートフォンの販売台数は630万台 (携帯電話販売全体の47%)。そのうちiPhoneが320万台と過半数を占めた。一方、4G LTEスマートフォンは210万台だった。
ただし、iPhoneの販売台数が昨年の12月期の430万台から減少したのに対し、4G LTEスマートフォンは季節的に減少する時期にも関わらず30% (50,000台)増加した。今はiPhoneブランドが強いが、サービス提供市場の拡大とともに4G LTEのスピードや品質が着実に消費者に浸透しているという。いずれ形勢逆転が起これば、今度はAppleがiPhoneのLTE対応を求める声に直面することになる。