電気通信事業者協会(TCA)は4月17日、2012年7月より「ユニバーサルサービス料」を、現行の月額5.25円から月額3.15円に値下げすると発表した。

ユニバーサルサービス制度とは、全国どこでも電話サービスが利用できるよう、固定電話(加入電話)や公衆電話、緊急通報(110番など)などの維持を目的に通信事業者が応分で料金を負担している制度のこと。ユーザーが電話回線1回線ごとに負担する料金がユニバーサルサービス料で、負担額は半年に1度、TCAが見直しを行っている。

今回、2012年7月から12月までの料金が月額3.15円になることが発表された。現行の月額5.25円から値下げになった理由には、スマートフォンなどの急速な普及により1人あたりの契約回線数が増え、それにより1番号当たりの負担が小さくなったことなどがあげられる。