「第47回上方漫才大賞」(ラジオ大阪・関西テレビ主催)が14日、大阪市内で行われ、結成21年目の姉妹漫才コンビ・海原やすよともこが大賞を受賞した。
「第47回上方漫才大賞」大賞を受賞した海原やすよともこ 拡大画像を見る |
女性コンビが対象を受賞するのは1995年のハイヒール以来17年ぶり。過去の受賞者には、横山やすし・西川きよし、オール阪神・巨人、ダウンタウンなど蒼々たるビッグネームが並び、2人の祖母である海原小浜の漫才コンビ、海原お浜・小浜も1967年に大賞に輝いている。それだけに「本当に欲しかった賞。やっといただけました」と妹のやすよは涙。姉のともこも「支えてくれた周りの人たちや家族もすごく喜んでくれています。ありがとうございます」と声を詰まらせた。
昨年の受賞者はブラックマヨネーズ。ともこは「去年、ホンマに欲しかったので、めちゃめちゃ悔しかった。すぐ小杉くんに『どんな感じ?』って電話しました(笑)」と仲のいい後輩に威嚇めいた? 祝福の言葉を贈ったこと告白。今年の受賞はすでにブラマヨにも知らせたそうで、2人は「『よかったです』と言ってました」(ともこ)、「ホッとしたんだと思います。今年、獲られへんかったら、私らのブラマヨへの当たりがキツくなってたと思うので(笑)」(やすよ)と明かして笑いを誘っていた。
また、奨励賞は結成18年のシャンプーハット(小出水・てつじ)が受賞。てつじは「ぜひ大賞も獲りたい。受賞のコメントも今から考えときます(笑)」と次なる目標を。若手に贈られる新人賞は、ノミネートされた5組(ウーマンラッシュアワー、さらば青春の光、スーパーマラドーナ、チキチキジョニー、プラスマイナス)の中から結成8年目のプラスマイナス(兼光・岩橋)が選ばれた。プラスマイナスは4月に東京進出を果たしたばかり。岩橋は「この受賞を起爆剤にしてがんばりたいです」と全国制覇に意気込んでいた。