巨匠スコセッシは、今年8月よりレオナルド・ディカプリオと5度目のタッグ作となる映画『ザ・ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』の撮影をスタートする予定 (C)BANG Media International

20世紀を代表する歌手フランク・シナトラの伝記映画が、巨匠マーティン・スコセッシによって製作されると伝えられている。これまで何度となく噂されてきたが、現在、脚本に苦戦している状況だという。

彼は「今は2人くらいの作家と話をしているんだ。でも問題は略歴なんだよ。どこから始めればいいんだ?ってね。色々やり方はあるっていう作家もいるんだけど、ストーリー性も持たせないといけないし。扱いが難しいんだ」と語っており、シナトラの一生を描きたいが、彼の人生全てを網羅するのは不可能としている。

また、「(シナトラの人生の)どこから始めるのかってところが芸術としてのカギとなってくるわけさ。シナトラの生涯を描けば15時間くらいかかるだろうしね……。ミニシリーズっていう考えも悪くないと思っているよ」と製作の裏側を明かした。

注目のシナトラ役には、監督の長年の友人レオナルド・ディカプリオが興味を示しているというものの、無名俳優をキャスティングする可能性もあるという。スコセッシ監督は広い視野を持って検討する予定だと話しているが「ほかの誰かが歌うなんてあり得ないよ! シナトラの声じゃなきゃダメさ。難しいね」とその作品内でシナトラ役の俳優が歌声を披露することだけはないと決めているそうだ。

(BANG Media International)

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