アサヒビールはこのほど、2月21日に発売したビールテイスト清涼飲料「アサヒドライゼロ」が4月10日の出荷をもって累計販売箱数100万箱(大びん換算)を突破したと発表した。夏に向けてさらなる需要増が見込まれることから、年間販売目標を当初計画の300万箱から、約3割増となる400万箱へと上方修正した。

「アサヒドライゼロ」

アルコール度数0.00%でもビールならではの味わいとのど越しを再現できるよう、同社独自の技術を開発したとのこと。同社における従来のビールテイスト清涼飲料の製法では、ビールの原料である麦汁を発酵させずに使用するため麦汁由来の甘味や雑味が残っていたが、アサヒドライゼロでは、麦汁を使用せずにビール成分を再現することで、余分な甘味や雑味を抑えることに成功したという。また氷点貯蔵(ろ過前の一定期間に0℃~2℃の氷点下で貯蔵すること)により、さらにすっきりした後味を実現したとのこと。

なお、新たに500ml缶もラインアップに加え6月5日に発売する。価格はオープンで、市場予想価格は196円程度。すでに販売している350ml缶は143円程度。