シャープは11日、プラズマクラスター扇風機2製品を発表した。ラインナップは、"3Dファン"「PJ-B2CS」と、"ハイポジションリビングファン"「PJ-B3CXH」で、いずれも5月18日発売。価格はオープンで、推定市場価格は、PJ-B2CSが22,000円前後、PJ-B3CXHが25,000円前後となっている。

"3Dファン"「PJ-B2CS」と、"ハイポジションリビングファン"「PJ-B3CXH」

このところ、サーキュレーターとしての効果を高めるため、ファンを上方向に向けることが可能な扇風機が増えている。単純に手でファンを上に向けるだけの手軽な構造を採用するタイプも増えているが、上級機では、自動首振りに上下の動きを組み込んだ製品も多くなっている。PJ-B2CSは、上に約90度~下に約10度の広い範囲で首振りが可能。「上下・左右3次元自動首振り制御」により、部屋の空気をより効率的に攪拌することができる。

PJ-B3CXHは、高さを1,110mmにまで上げられるハイポジション扇。PJ-B2CSとは異なり、首振りは左右のみだ。

2モデルは、ACモーターではなくDCモーターを採用しており、PJ-B2CSでは8段階、PJ-B3CXHでは32段階の風量コントロールを実現するとともに、消費電力や動作音も抑えている。消費電力は、PJ-B2CSが1.8W(弱運転時)~14W(強運転時)で、PJ-B3CXHは3.5W(弱運転時)~20W(強運転時)だ。動作音は、PJ-B2CSが17dB~42dB、PJ-B3CXHが16dB~42dBとなっている(首振りなしの時)。

PJ-B2CSの羽根の直径はリビング扇としては小さい18cm。これにより使う場所を選ばないコンパクトなサイズを実現している。

両モデルとも羽根の形状に、生物の羽の形を応用した"ネイチャーウイング"を採用。PJ-B2CSでは、アホウドリの翼の形を応用しており、風の直進性が強く、小さいサイズの羽でも、約10m先まで風が届く。PJ-B3CXHでは、アサギマダラ蝶の羽の形状を応用しており、7枚の羽根で14枚羽根相当のやわらかい風を実現してい。

2製品とも、プラズマクラスターイオン発生ユニットを搭載しており、PJ-B2CSでは約7m、PJ-B3CXHでは約5mの距離まで、7,000個/立方cmの濃度でプラズマクラスターイオンを届けることが可能だ。

形名 モーター 電源 羽枚 本体サイズ
PJ-B2CS DCモーター ACアダプター 18cm:3枚 W260×D260×H510~630mm
PJ-B3CXH DCモーター ACアダプター 32cm:7枚 W370×D370×H820~1,110mm