ヤマハは11日、調音パネル「ACP-2N」を発表した。発売は4月下旬。ブラウン、ナチュラル、ホワイトの3色がラインナップされ、希望小売価格はブラウンとナチュラルが63,000円、ホワイトが47,250円となっている。
音響効果を「人が聴く音」=「音源」×「響き」+「場の音」という関係性で捉え、音源のみならず良質な響きを生む空間を作り出すために開発されたパネル。ほど良い響きの量の音にする吸音性能と、音響障害を除去して質の良い響きを生む散乱性能を持っている。
設置に際しては専門的な知識を要さず、スピーカーなどの背後の壁に立てかけるだけという手軽さも魅力だ。
パネル内部は、異なる位置に開口部が設けられた複数の管で構成されており、さまざまな周波数帯の音の吸音・散乱が可能だ。また、天地が120cm(1,200mm)と従来品より高くなったことで、低音域まで制御可能になった。制御周波数は80Hz~4,000Hzとなっている。
用いられている素材は、ブラウンとナチュラルがMDF(表面材基材)、リアルウッド(表面化粧材)、PVCシート(化粧材)、合板(芯材)で、ホワイトがMDF(表面材基材)、オレフィンシート(化粧材)、合板(芯材)となっている。
サイズはブラウンとナチュラルがW587×D30×H1,200mm、ホワイトがW587×D29×H1,200mmで、重量はブラウンとナチュラルが5.7kg、ホワイトが5.2kg。