日立マクセルは11日、非常時でも大容量の電力を供給できる蓄電池「Energy Station(エナジーステーション) M-PAC01B」を発表した。発売は4月20日で、価格はオープン。推定市場価格は16万円前後となっている。
災害時など、外部からの電力供給が途絶えた際に、非常用電源としての活用が想定された大容量蓄電池。255Whの大容量リチウムイオン充電池を内蔵しており、225W出力で60分、900Wの出力で13分の連続出力を行える。最大1,200Wの出力(連続90秒)も可能だ。
大容量電池を内蔵するので、液晶テレビや冷蔵庫など、大型で消費電力が高めの電化製品でも動作させられる。参考値として、各種機器へ電力を供給可能な時間を挙げておくと、75Wの液晶テレビ(32型)で約3時間、90Wの冷蔵庫で約2.5時間、430Wの電気ポットで約30分の動作が、また20W相当の照明器具で約8時間の点灯が可能だ。10Whの携帯電話であれば22台分の充電も行える。
製品には、外部機器接続用として2基のコンセントを備えており、同時に複数の機器を動作させられる。また、本体上部にハンドルが付いているので、非常時に持ち運ぶことも可能だ。
主な仕様は、電池容量が255Wh(リチウムイオン充電池)で、充電時間が約9時間、出力電圧はAC100V 50/60Hzとなっており、50Hz帯と60Hz帯の切り替えスイッチが備えられている。
サイズはW386×D180×H268mm、重量は約12kgだ。