ビー・エム・ダブリューは10日、ハイパフォーマンス車両を手がけるBMW M社が開発した「ニューBMW M6クーペ」「ニューBMW M6カブリオレ」の受注を開始した。圧倒的なパフォーマンスと省燃費を高いレベルで両立するV型8気筒エンジンや、7速のダブルクラッチトランスミッションを搭載する。

「ニューBMW M6クーペ」

「ニューBMW M6カブリオレ」

ニューBMW M6は今年2月に発表され、日本での登場が待たれていた。エンジンは先代モデルの5.0リットルV型10気筒から4.4リットルV型8気筒に変更。おもに環境性能の向上を図るためだが、ツインパワーターボとダイレクトインジェクションなどにより、最高出力560馬力、最大トルク69.3kgmを発揮。先代モデルよりパワーが10%、トルクが30%向上している。同時に燃料消費の30%以上削減にも成功し、パワーと環境性能を両立した。

外観は大型エアインテークやデュアルエキゾースト、ワイドトレッドに対応したフェンダーなどを採用。19インチの鍛造アルミホイールが装着され、灯火類はヘッドライトも含めてすべてLEDだ。クーペには軽量なカーボンファイバー製ルーフも採用する。インテリアはM専用ディスプレイを備えたインスツルメント・クラスターやカーボンファイバー・インテリア・トリムなどが高級感を演出する。

トランスミッションは7速のM DCT Drivelogic(ツインクラッチトランスミッション)のみの設定で、価格はクーペが1,695万円、カブリオレが1,760万円。納車はクーペが7月、カブリオレが10月からの予定。