舞台『十三人の刺客』の製作発表が9日、都内で行われ、出演者の高橋克典、坂口憲二、釈由美子、川村陽介らが出席した。
舞台「十三人の刺客」製作発表会に登場した釈由美子、高橋克典、坂口憲二(左から) 拡大画像を見る |
同舞台は、1963年に公開された片岡千恵蔵主演の映画脚本を原作に、幕閣への昇進を控えた暴挙な藩主をめぐる、武士たちの激しい攻防を描いた"集団抗争時代劇の決定版"と名高い傑作時代劇。8月3日から18日まで、東京・赤坂ACTシアター、8月21日から29日まで大阪・新歌舞伎座で上演される。
主人公の「十三人の刺客」のリーダー・島田新左衛門役を演じる高橋は、「僕は13年ぶりの舞台となりますが、それを逆手に取って精一杯やりたい。共演の(坂口)憲二とは、同じ事務所の先輩後輩という関係で、デビュー当時から一緒にやってきた思いがある。今回、憲二も重い腰を上げてくれたので、力のある作品なったらいいなと思います」とあいさつ。舞台は初挑戦となる坂口は、「自分は舞台も時代劇も初めての一年生なので、いろいろ吸収して学んでいきたいです。男に生まれたからには、侍に憧れていたので身が引き締まる思い。デビュー当時からお世話になっている高橋さんに、恩返しのつもりで頑張ります」と意気込みを語った。
島田新左衛門の妻を演じる釈は、「かっこいい男性陣の中で、紅一点なので浮いてしまっているのを心もとなく感じています」と話し、夫役となる高橋については、「初対面のときが忘れられません。バスローブ姿で胸がはだけていて、セクシーな厚い胸板が見えてドキドキしたのを覚えています」とエピソード明かすと、すかさず高橋は「それ俺、私服じゃないでしょ!?」と返して、場を沸かせた。
また、プライベートでは古武道の昇段試験に合格し、黒帯を取得した釈だが、「紅一点で私だけ殺陣のシーンがないということで残念です」とがっかり。現在、殺陣を猛特訓中の坂口から「ぜひ教えてください」と頼まれると、釈は「女性としてではなく、男として扱ってください!」と、闘志を見せて笑わせた。