女優の戸田恵梨香、俳優の加瀬亮らが7日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた『劇場版 SPEC~天~』の初日舞台あいさつに出席した。

『劇場版 SPEC~天~』の初日舞台あいさつに出席した戸田恵梨香(右)と加瀬亮 拡大画像を見る

『劇場版 SPEC~天~』は、2010年にTBS系で放送された連続ドラマ『SPEC』の劇場版で、警視庁公安部に属する頭脳明晰で変人の当麻紗綾(戸田)と肉体派の瀬文焚流(加瀬)が、未来予知や念動力などの超能力・スペックを駆使する犯罪者たちに立ち向かう。

戸田は「やっとこの日を迎えることが出来た。愛を注いだ作品なので、楽しんで観て欲しい」とPRし、加瀬は「こんなに長く同じ役を演じたのは初めて。作品も役も成長していったと思う」と感慨深げに語った。映画の公開に先立って、全国でキャンペーンを行い「ファンの方たちに会って、SPECのことを愛してくれてるんだと感じました。当麻や瀬文の格好をしている方がたくさんいて面白かったですね」と振り返ると、加瀬は「キャンペーンで福岡から帰る時、戸田さんと同じ飛行機だったんですが、疲れて寝てた戸田さんは、目が覚めてすぐにお弁当を平らげてた。すごかったですよ」とエピソードを披露すると、戸田は「普通じゃないですか!? お腹すいてたんです」と弁解し、「私、結構大食いなんですけど、この間、ギョーザを3人前食べて、翌朝後悔しました」と明かしていた。

舞台あいさつには、戸田、加瀬のほか、キャストの浅野ゆう子、福田沙紀、神木隆之介、椎名桔平、竜雷太と堤幸彦監督が出席し、神木が演じるニノマエの"時を止めるスペック"について、戸田は「早く歳を取っちゃうんであんまり使いたくない」と語り、椎名が「スカートめくり?」と話して笑わせていたが、神木は「今、桜の季節なので、花びらが散ってる時に時間を止めたい」と発言。戸田は「ロマンチックなんだね」と感心していたが、加瀬は「なんか腹立ちますねー」と苦笑いしていた。また、同作がハリウッドでドラマとしてリメイクされることも発表され、加瀬は「瀬文の役は、アーノルド・シュワルツネッガーとかムキムキの人にやって欲しい」とニヤリ。戸田は「私たちは出ないんですよね?」と不満そうだったが、「海外でどう演じられるのか楽しみ」と期待を寄せた。