廃棄物・リサイクル業界でトップシェアの武松商事は、ペットボトルのキャップを100%使用したごみ箱の開発に成功したと発表した。同社は廃棄物処理だけでなく、地球に優しく、また鳥害に悩む商店街などの美化に貢献する環境配慮型商品として、45リットル入りと70リットル入り2種類のごみ箱と、120リットル入りリサイクルカートの販売及びリースを行う。

環境配慮型「ごみ箱」のリサイクルフロー(イメージ)

キャップ回収活動を支援

同商品はNPO 法人エコキャップ推進協会の協力で100%ペットボトルのキャップを使用し、完成した。ごみ箱の元となるキャップは、原料製造をおこなう進栄化成によってペレット=原料にした後、企画・製造担当のライプロンコーポレーション提携工場で製品化される。

これまでは、多くのキャップが発展途上国の子どもたちに対するワクチン接種費用となり、大きな貢献をしてきたが、同社では残った原料をリサイクルすることで、側面からキャップ回収活動を支援していく考えという。

【関連リンク】

正しい“エコライフ”ってなんなの?

Suicaでエコライフ!JR東日本が大丸有エコポイント導入

東京メトロ千代田線に新車登場-環境配慮型新車両「16000系」2010年秋から