ボブ・ディランが1975年にリリースした、自身15枚目のスタジオ・アルバム『血の轍』(Blood on the Tracks)がブラジルを拠点にする会社RTフィーチャーズによる映画化が噂されている。
全英アルバム・チャートで最高4位、RIAAよりダブル・プラチナ・ディスクにも認定されたこの名盤は、"嵐からの隠れ場所""運命のひとひねり"といった有名曲が多数収録されているものの、映画化につながるような特筆すべき物語があるわけではない。愛と喪失感から作られ、ディランの当時の妻サラとの別れに触発されたとも言われているアルバムだが、ディランはこれまで「アルバム自体が自伝となっているわけではない」と否定している。
映画はRTフィーチャーズのロドリゴ・テシェイラとフェルナンド・ルーレイロがプロデュースする予定で、現在映画化にむけて「ユニークなビジョン」を持った監督を探しているという。
(BANG Media International)
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