ジャガーはこのほど、ニューヨーク・オートショーにて、まったく新しいスポーツカー「Fタイプ」の発売を正式に発表した。同車はフランクフルトショーで発表したコンセプトモデル「C-X16」の市販モデル。現在は開発中で、2012年中に発表、2013年中頃の発売となる見込み。
「Fタイプ」は2シーターのコンバーチブルで、アルミボディを採用することが決定している。ジャガーでは「C-X16」があまりにも好評だったため、急ピッチで「Fタイプ」の開発に進めているとしている。最終段階のオンロードテストに向けて、プロトタイプが工場を出発したこともあわせて発表された。
まだ明確にされている部分は少ないが、「C-X16」と同サイズならば全長4,445mm、全幅2,048mmと、多くのオープン2シーターより大柄で、堂々たる本格スポーツカーとなる。発表された写真はカモフラージュが施されており、エクステリアについても詳細は不明だが、トップは最近増えてきたハードトップではなく、オーソドックスなソフトトップであるようだ。
エンジンについては、新開発を含む複数のガソリンエンジンがラインアップされるとしか発表されていない。なお、「C-X16」においては、スーパーチャージャー付の3.0リットルのV型6気筒が搭載され、最高出力は380馬力と発表されていた。
開発においては、ドライバーを楽しませることに徹底的にこだわったとしており、「最高レベルのダイナミックなドライビングによってもたらされる喜びを提供することに集中した」とのこと。