三陸鉄道北リアス線陸中野田~田野畑間が1日に運行再開したのを記念し、「キット、ずっとプロジェクト」実行委員会による「キット、ずっと号」が運転され、田野畑駅も「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」として公開されている。

陸中野田~田野畑間が運転再開した1日には、田野畑駅にて「キット、ずっと号」「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」のお披露目式も行われた

「キット、ずっと号」は、三陸鉄道の車両を美術作家の三田村光土里氏の原案、デザインで装飾したもの。サクラ柄の車両に、Facebookを通じて世界中から集まった応援メッセージが描かれている。田野畑駅の駅舎も"サクラアート"が施され、三田村氏のワークショップにて地元の人々から生み出された「ことば」もアートとして表現されているという。

田野畑駅で1日に行われた運行再開記念式典では、「キット、ずっと号」「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」のお披露目式も開催。「キット、ずっとプロジェクト」の紹介や、ネスレ日本から三陸鉄道へのメッセージはがき贈呈式などが行われた。「キット、ずっとプロジェクト」で"三陸案内人"として活躍する阿藤快さんも登場し、「三陸鉄道は生活線でもあるが、観光客に来ていただいてこそ成り立つ。三陸鉄道のすばらしい景色をみんな見に来て」とアピールした。イベントの模様はUstreamで生中継され、合計視聴回数は2万回に達したという。

"サクラアート"を施した「キット、ずっとカンパネルラ田野畑駅」公開期間と「キット、ずっと号」運行期間は、ともに6月30日までとなっている。