オリンパスイメージングは5日、デジタルカメラ「OLYMPUS VH-510」を発表した。発売は4月下旬を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は30,000円前後となっている。
厚さ26.1mmとコンパクトなモデルながら8倍ズームが可能なレンズを搭載したモデル。画質劣化を抑えつつデジタルズームを行う超解像ズーム利用時は、16倍ズームが可能となっている。
画像処理技術に、この春のモデルからコンパクトデジカメに搭載されている「iHSテクノロジー」を採用。画像処理エンジンは「TruePicVI」となっており、裏面照射型CMOSセンサーと合わせて、より高感度、低ノイズ、高速AFでの撮影を可能にしている。
画像や動画にフィルター効果を手軽に加えられる「マジックフィルター」は、3月に発表された「SH-25MR」と同じく、「ドラマチック」と「ランダムタイル」が追加されて全12種類となった。動画撮影時に利用可能なフィルターは10種類となっている。
利用可能なマジックフィルター
静止画撮影時: 「ポップ」「ピンホール」「フィッシュアイ」「スケッチ」「ウェディング」「ロック」「水彩」「クリスタル」「ミニチュア」「ミラー」「ドラマチック」「ランダムタイル」
動画撮影時:「ポップ」「ピンホール」「スケッチ」「フィッシュアイ」「ウェディング」「ロック」「水彩」「ミニチュア」「ミラー」「ドラマチック」
また、人物撮影後にメイクのようなレタッチを手軽に行える「メイクアップ」機能を「ビューティーモード」に追加。パレット感覚のメニューからチークやアイシャドウ、付けまつげ効果などを付加できる「メイク」や、瞳の色を変えたり"デカ目"にしたりする「アイエフェクト」のほか、「演出」「エステ」と全4種類のメニューから好みのものを適用できる。適用可能なエフェクトは全部で18種類。
そのほか、3Dフォト撮影や、犬や猫の顔を自動検出できるペットモードも搭載する。
主な仕様は、撮像素子が有効1,200万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射方式)で、レンズの焦点距離が25mm~200mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.3~F5.9、対応感度がISO100~ISO6400となっている。背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(Eye-Fiカード含む)のほか本体内蔵メモリ(46.8MB)だ。記録形式は静止画がJPEG(2D)、MPO(3D)、動画がMOV(H.264)で、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD/1080p)となっている。
バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約240枚。
本体サイズはW104.4×D26.1×H59.9mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で154gだ。