レンダリングエンジンにWebKitを搭載し、その高速さがウリのWebブラウザGoogle Chromeの安定版となるバージョン18がリリースされた。バージョン18の新機能などを紹介したいと思う。
Chrome 18のインストール
これまでもChromeを使ってきたのであれば、特に何もすることなく、バージョンアップが行われているはずだ。ここでは、新規にGoogle Chrome 18をインストールしてみよう。まずは、公式サイトから、ダウンロードする(図1)。
ページ右上にある[Google Chromeを無料ダウンロード]をクリックする。次に、利用規約が表示される(図2)。
ここで、注意しておきたいことが1つある。デフォルトで、[Google Chromeを既定のブラウザにする]にチェックが入っている。もし、他のWebブラウザをデフォルトブラウザとしたい場合は、外しておこう(もちろん、あとで設定変更も可能である)。セキュリティの警告がでるが、ここでは[実行]をクリックする(図3)。
必要なファイルがダウンロードされ、Chromeのインストールが始まる(図4)。
インストールは短時間で完了する。起動したのが、図5である。
ログインとスタートガイドの2つのタブが表示される。ログインタブでは、Googleのアカウントを持っているのであれば、それを入力する。設定メニューから[Google Chromeについて]を表示すると、図6のようになる。
最新のバージョン18であることがわかる。Chromeといえば、JavaScriptエンジンの速さがなんといっても大きな魅力である。そこで、SunSpiderベンチマークをとって、前のバージョンとなる17と比較してみた。まずは、バージョン17での結果である(図7)。
次に、バージョン18である(図8)。
あくまでも筆者の環境であるが、10%以上の高速化となった。今回のリリースノートには、具体的なJavaScriptエンジン高速化の記述はないが、つねにチューンナップが行われているのだろう。SunSpiderは、あくまでもJavaScriptエンジンの速さを評価するものである。かならずしも、トータルなWebページの表示やブラウジングの全体性能を評価し得るものではない点に注意していただきたい。