カスペルスキーは4日、DNS設定を書き換えるウイルス「DNS Changer」に対する注意喚起を行うとともに、無償駆除ツールをWebサイトで提供開始した。
「DNS Changer」に感染するとドメインネームサービスの問い合わせ先が、不正に構築されたサーバーに変更されてしまい、正規のサイトに接続しようとしても悪意のあるサーバーへ誘導されてしまう可能性がある。同社のWebサイトにはDNS Changerの図説入りのわかりやすい概要と無償駆除ツールのダウンロード、インストール方法なども掲載されている。
Webサイトでは、DNS Changerの不正な接続先については、米国連邦捜査局(FBI)によって取り除かれてはいるものの、感染者の接続先は代替え的なDNSサーバーであるため、数カ月でインターネット接続ができなくおそれがあること、ひとつのウイルス対策ソフトではすべてのウイルスに対応できない場合もあるため、セキュリティソフトの有無に関わらず確認してほしいと注意喚起している。