マイナビニュースでは、20代社会人を対象にスマートフォンの利用実態についてのアンケート調査を実施した。調査は、インターネットログイン形式で2012年3月30日~4月3日に実施したもので、合計425人(男性34.1%、女性65.9%)の有効回答が寄せられた。
スマートフォンで最も利用するのは「メール」機能- メール利用者の93.3%が「キャリアメール」を使用
スマートフォンでよく利用する機能を尋ねる質問では、「メール」(59.8%)と答えた人がもっとも多かった。次いで、「インターネットブラウザ」(53.6%)、「アプリケーション」(40.7%)、「音声通話」(35.5%)の順となり、半数以上の人がメールやブラウザをよく使っていると回答した。
また、スマートフォンで利用しているメールの種類については、通信事業者が提供する「キャリアメール」と答えた人が93.3%と大多数で、Gmailなどの「フリーメール」が33.1%、「プロバイダのメール」が2.4%となった。さらに、複数のメールを使っている人にどのように使い分けているかを尋ねたところ、「友達や家族との連絡にはキャリアメールを使い、Webサービスやメールマガジンの登録にはフリーメールを使っている」などの回答が寄せられた。
よく使うアプリの数は「1~5個」 - 1日のネット閲覧時間は「30分以上、1時間未満」に
よく利用する機能として「アプリケーション」を挙げた人に対してインストールしているアプリの数を尋ねる質問の回答は、「11~20個」(27.2%)、「21~30個」(19.6%)、「6~10個」(17.9%)の順となり、6個以上のアプリをインストールしていると答えた人が9割以上で、20代社会人が多くのアプリをインストールしていることがうかがえる。
インストールしているアプリのうち、普段からよく使うアプリの数は「1~5個」が53.8%、「6~10個」が31.8%だった。そのうち、有料アプリの数を尋ねたところ、「1~5個」が93.1%となって9割を超え、有料アプリの利用はあまり多くないことがわかった。よく使うアプリを具体的に尋ねたところ、TwitterやFacebookなどのSNSクライアントのほか、鉄道路線検索アプリ、無料通話アプリの「LINE」などが挙げられた。
よく使う機能として「インターネットブラウザ」を挙げた人にスマートフォンブラウザでの1日のネット閲覧時間を尋ねる質問では、「30分以上、1時間未満」(32.0%)と答えた人がもっとも多く、次いで、「10分以上、30分未満」(23.2%)、「1時間以上、2時間未満」(19.3%)などとなった。また、ブラウザの利用目的は、「ニュースチェック」(72.8%)、「趣味の情報収集」(53.3%)、「SNS」(51.8%)と回答した人が多かった。
そのほか、利用しているスマートフォンを選んだ理由を尋ねたところ、「デザイン」(54.8%)、「機能」(40.9%)、「価格」(28.9%)という回答が寄せられた。利用している機種名では、「iPhone」と答えた人が多かった。また、通話機能に対する不満の有無を尋ねる質問では、「ある」が29.1%、「ない」が70.9%で、通話機能にはおおむね満足している人が多いことがうかがえる結果となった。