サイバーリンクは3日、PCに保存してある大量のデジタル写真や映像ファイルの管理、閲覧、共有と一手に引き受けるマルチメディアソフト「MediaShow 6」を発売した。機能によりUltra版(価格5,880円)、Delux版(価格3,980円)に分かれ、いずれもダウンロードでの販売となる。対応OSは、Windows XP(SP2) / Vista / 7。同社Webサイトでは体験版も公開してある。

「MediaShow 6」は、デジタルカメラで撮影した写真や映像ファイルなど、増加することで管理が難しくなるデジタルデータも楽しく整理できるような機能が数多く搭載されている。従来から備わる顔認識機能「FaceMe」では、大量データの中からでも素早く人物の顔を認識、検出した人物にはタグ付けすることができ、タグとサムネイルを頼りに人物を効率的に分類でき、手間をかけずに探し出せる。

新たに搭載する「カレンダーモード」では、撮影時刻をもとにカレンダー上にデータのサムネイルが表示される。正月やクリスマス、お盆など日付をもとにしたカレンダー情報から目的の写真を探し出せる。

フォルダ単位で写真や映像を取り込める「インスタントビュー」も追加されている。フォルダ上のスライダーを動かすことでファイルの中身がフォルダ上で表示されるため、PC上にストックしてある既存のフォルダも効率的に探索できる。

共有機能も新たな機能が追加されており、Facebookの友達リストの情報を読み込み、友人が公開している写真を直接ソフト上に読み込んだり、ダウンロードできる。また、オンラインストレージDropboxのボリュームをローカルストレージとして認識させることで、ローカルとネットワークの垣根を越えてソフト上で一括に対象ファイルとして扱える。

3D機能では、新たにMPO形式に対応するほか、上位版であるUltraでは3D写真とビデオ編集、2D写真とビデオの3D変換、Blu-rayやAVCHDディスクでの記録、BDXLディスクへの記録、メニュー付きディスクの作成などの機能も備わっている。

顔認識機能とフェイスタグで人物の写真も簡単に管理

撮影日時で写真がカレンダーに表示される「カレンダーモード」

フォルダの上のスライダーを動かすことで、中身のデータが表示される