十和田観光電鉄は鉄道営業最終日の31日、十和田市~三沢間で特別ダイヤによる運行を実施し、三沢駅21時0分発の鉄道営業最終列車を運転する。最終列車への乗車に必要な「乗車整理券」の配布はすでに終了している。
同社は今月14日、国土交通大臣宛に鉄道事業廃止繰上届出書を提出しており、十和田市~三沢間(14.7km)の廃止予定日が2013年1月31日から2012年4月1日に変更されている。
電車の最終運行日となる3月31日は、多くの利用者が見込まれることから特別ダイヤでの運転に。十和田市駅を6時5分に発車する電車を皮切りに、十和田市~三沢間で16往復を運転。日中はほぼ1時間に1本の電車が走る。
鉄道営業最終列車は三沢駅を21時0分に発車し、十和田市駅まで直行(途中駅での乗降はなし)。十和田市駅には21時31分到着予定で、これをもって十鉄電車の鉄道営業は終了となる。
なお、営業最終日の列車運行に関して、「当日は大変な混雑が予想されます。電車の運行時間が大幅に遅延する場合がございますので、お時間に余裕をもってご乗車ください。混雑のためご乗車できない場合もございますので、あらかじめご了承ください」(十和田観光電鉄)と呼びかけている。