オーディオテクニカは23日、インナーイヤーヘッドホン「ATH-CKM500」「ATH-CKM300」「ATH-CK313」シリーズを発表した。それぞれのシリーズに、標準タイプ、iOS用、スマートフォン用などのバリエーションが存在する。
ラインナップは下表の通り。
シリーズ | 製品名 | タイプ | 発売日 | 価格 |
---|---|---|---|---|
ATH-CKM500 | ATH-CKM500 | 標準 | 4月13日 | 6,300円 |
ATH-CKM500i | iPod/iPhone/iPad専用 | 5月17日 | 7,875円 | |
ATH-CKM500iS | スマートフォン用 | 6,930円 | ||
ATH-CKM300 | ATH-CKM300 | 標準 | 4月13日 | 3,675円 |
ATH-CKM300i | iPod/iPhone/iPad専用 | 5月17日 | 5,040円 | |
ATH-CKM300iS | スマートフォン用 | 4,410円 | ||
ATH-CK313 | ATH-CK313M | 標準 | 4月13日 | 2,520円 |
ATH-CK313M | ショートコード | |||
ATH-CK313i | iPod/iPhone/iPad専用 | 5月17日 | 3,675円 | |
ATH-CK313iS | スマートフォン用 | 3,150円 |
ATH-CKM500は、2009年に発売したATH-CKM55の後継モデル。12.5mm径のドライバーを採用しており、迫力のある再生音を実現している。また、ドライバーの後方に真鍮製のスタビライザーリングを配置。不要な振動を抑制している。ATH-CKM55とは異なり、真鍮スタビライザーは削り出し加工となった。また、装着時にジャマになりやすいコードブッシュ(ハウジングからコードが出る部分)を従来よりも外側に配置することで、耳の奥まで装着できるようになり、密閉度が向上している。
再生周波数帯域は5Hz~25kHzで、出力音圧レベルは105dB/mW。インピーダンスは16Ωで、最大入力は200mWとなっている。重量は約7.4gだ。コードはY型の0.6mで、製品には0.6mの延長コードが付属する。なお、ATH-CKM500i/iSのコード長は1.2mだ。イヤーピースはXS/S/M/Lの4種類が付属する。
ATH-CKM300は、2010年に発売したATH-CKM33の後継モデル。10.7mm径のドライバーを採用している。従来モデルと同様にドライバー後方に真鍮製のスタビライザーが配置されているが、ATH-CKM300ではこのスタビライザーを新設計。形状を変更し、より雑身の少ないサウンドを実現している。また、ATH-CKM500と同様に、コードブッシュの位置を外側にずらすことで、密閉度もアップしている。
再生周波数帯域は5Hz~24kHzで、出力音圧レベルは104dB/mW。インピーダンスは16Ωで、最大入力は200mWとなっている。重量は約5.2gだ。コードはY型の0.6mで、製品には0.6mの延長コードが付属する。なおATH-CKM300i/iSのコード長は1.2mだ。イヤーピースはXS/S/M/Lの4種類が付属する。
「ATH-CK313M」はブラックグリーン、ブラック、ブルー、ブラックピンク、ブラックレッド、ブラウン、ピンク、レッド、シルバー、ホワイトの10色展開で、「ATH-CK313S」はブラック、ホワイトの2色展開 |
ATH-CK313M/Sは2010年に発売したATH-CK303M/Sの後継モデルだ。ATH-CK313Mはコードが1.2mのタイプで、ATH-CK313Sは0.6mのタイプ。いずれもドライバーは8.8mm径だ。従来モデルでは、本体の形状に人の耳に近い傾斜角をつけることで装着感を向上させていたが、ATH-CK313M/Sではこの考え方をさらに進め、ハウジング自体が耳のくぼみに収まるような「ナチュラルイヤカーブ」形状を採用。より高い密閉度と装着感を実現している。また、新たに製品にコード巻き取りホルダーが付属するようになった。
再生周波数帯域は20Hz~23kHzで、出力音圧レベルは100dB/mW。インピーダンスは16Ωで、最大入力は40mWとなっている。重量は約3gだ。イヤピースはXS/S/M/Lの4種類が付属する。
いずれのシリーズもバリエーションとして、製品名の末尾に「i」が付くiPod/iPhone/iPad専用モデルをラインナップ。コンデンサーマイクと iPod/iPhone/iPadの基本操作が可能なリモコンが装備される。製品名の末尾に「iS」が付くモデルは、Android OSを採用するスマートフォン用だ。コンデンサーマイクと スマートフォンの着信応答/終話/音楽・動画再生/一時停止の操作が可能なリモコンとボリュームが装備される。
新シリーズと同時に「ATH-CKS55iS」も発表されている。ATH-CKS55iSは、低域再生能力を高める「SOLID BBASS SYSTEM」を採用する「ATH-CKS55」の、スマートフォン用モデルだ。発売は5月17日で、価格は5,670円。マイクやリモコン以外の仕様は、ATH-CKS55と同一となっている。