セブン銀行は23日、2012年4月2日から、大連信華信息技術有限公司(以下「大連信華社」)に、口座開設におけるデータ入力業務の委託を開始すると発表した。
セブン銀行によると、この委託により、顧客の口座開設のスピードアップと効率化を実現。また将来、さらに効率化・高度化を進め、他の金融機関などに「事務受託サービス」を提供していくことも検討していく。
委託内容は、口座開設事務のうち、手書きの口座開設申込書のデータ入力業務を大連信華社に委託。データのやり取りは、2012年1月に導入済みのイメージワークフロー(※)の仕組みを活用する。
※ 手書きの書類などをスキャナで読み取ることでイメージデータ化し、パソコンの画面上で確認や承認を行いながら、次の段階へと流していく自動処理システム
これまでは、日本国内にあるセブン銀行事務センターですべての業務を実施していたが、委託開始後は、書類をスキャンしパソコンに取り込んだイメージデータを中国・大連の大連信華社に送信。大連信華社では、受信したイメージデータを別々に担当者がデータ入力(=2回入力)し、セブン銀行事務センターにデータを送信する。同社事務センターではデータの点検・承認を行う。
委託目的は以下の通りとなっている。
スピーディかつ高品質事務の実現
現状(日本国内での事務業務)に比べコスト削減を実現
海外拠点を災害発生時などの事務バックアップ拠点として活用
将来、事務レベルの効率化、高度化を実現し、他の金融機関などからの事務受託を展望
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