女優の真琴つばさと演歌歌手の小林幸子らが22日、都内で行われた東海テレビ・フジテレビ系の昼ドラマ『七人の敵がいる!～ママたちのPTA奮闘記～』の制作発表会見に出席した。

左から、小野真弓、有森也美、真琴つばさ、小林幸子、小林綾子　拡大画像を見る

終始無表情でサタンと呼ばれるPTA会長を演じる幸子は、『家政婦のミタ』がライバル? と聞かれると「考えていなかったけれど、もちろんです!」とキッパリ。すかさず真琴が「会長はミタ、ですね?」と合いの手を入れると「上手い!」と膝を打った。

同作は、小学生の子を持つママたちの間で密かなブームとなっている加納朋子の同名小説をドラマ化した、笑いあり涙ありの"PTAエンターテインメント"。息子が小学校に入学したことからPTAに関わらざるを得なくなったモード系ファッション誌『ヴィーヴィル・ジャポン』の敏腕編集長・陽子(真琴)と、サタン上条と恐れられ絶対的権力を持つPTA会長(幸子)のバトルを描く。

同作でドラマ初出演の初主演を務める真琴は「昨日撮影所で試写がありましたが、勇気がなくて見られなかった」とプレッシャーを明かしながら、「本格的にドラマ初挑戦で洗礼を受けています。個性があり過ぎる方々に助けられながら、最後まで演じきりたい」と意気込んだ。昼ドラ初出演となる幸子は、コンサートでファンに役柄を説明したそうだが「拍手が起こる。どうして? と聞くとピッタリだと言うんですよ」と意外なリアクションに驚き。"悪魔"を演じることについては「子役時代からニコニコしている役柄をやっているけれど、自分でビックリするくらい結構楽しい。攻めて、攻めて、攻め抜きたい」と満更ではない様子だった。

本作に、女だらけの「大奥的世界」があることについて真琴は「大奥は10年前に経験したので、同じかなとの共感性はある」と宝塚時代を振り返り、「宝塚には組長がいて、今回は上条会長」と説明すると、「今の時代、組長はまずいんじゃないの? ねぇ?」とすかさず幸子が反応。また演じてわかる母親の大変さを聞かれた幸子は「お子さんおいくつですか? どんなことが大変でした?」と報道陣を逆に質問攻め。撮影現場での真琴については「自分に喝を入れるために、男役になっていることがある」と宝塚の面影を"ミタ"ことを告白。真琴が「カットがかかった瞬間、サタンから急に明るくなる」と幸子の天性を明かすと「クルクルパーみたいですいません」と苦笑いを浮かべていた。

東海テレビ・フジテレビ系昼ドラ『七人の敵がいる! ～ママたちのPTA奮闘記～』は4月2日(毎週月曜～金曜 13:30)より放送スタート。