ソニーは22日、Androidタブレット「Sony Tablet」のシステムソフトウェアを4月下旬にアップデートすると発表した。同アップデートにより、OSをAndroid 4.0.3に刷新できるほか、ソニー製BDレコーダーとの連携機能が利用できる。

Sony Tabletは、ソニー初となるAndroid OSを搭載したタブレットデバイスで、9.4型ディスプレイを搭載したSシリーズと5.5型のディスプレイを2枚搭載したPシリーズの2種類をラインナップ。

Sony Tablet。Sシリーズ(左)とPシリーズ

今回提供するアップデートにより、Android OSのバージョンを4.0.3に刷新できる。これにより、ロック画面からのカメラの直接起動やパノラマ写真の撮影に対応したほか、「ギャラリー」アプリケーションで画像の編集が可能となった。

このほか、Sony Tablet独自の機能アップデートとして、ソニー製のBDレコーダーに録画した番組を「Sony Tablet」上で視聴することが可能となった。利用するには、今回のシステムソフトウェアアップデートに加え、BDレコーダーのソフトウェアアップデート(3月28日提供予定)、ソニーが提供するアプリケーション「RECOPLA(レコプラ)」のインストールが必要となる。

RECOPLAは、BDレコーダー内のコンテンツを管理・操作するアプリケーション。同アプリを利用することで、Sony Tablet上でのテレビ番組視聴、録画番組の一括管理(複数のソニー製BDレコーダーを登録可能)が可能になる。加えて、カテゴリー分類や並び換え機能を利用して、視聴したい録画番組を瞬時に探し出すことも可能。なお、同機能に対応するBDレコーダーの型番はBDZ-AX2700T/AT970T/AT950W/SKP75/AT770T。

RECOPLAの利用イメージ

RECOPLAは、ソニーのアプリケーション紹介サイト「Select App」、またはGoogle Playストアで4月下旬より提供される予定。なお、5月下旬のアップデートにより、放送中の番組の視聴機能が追加される予定。

BDレコーダーとの連携機能以外には、「スモールアプリ」が追加される。同機能は、アプリケーションを起動中に、ブラウザ、計算機のいずれかを小画面で表示することができる機能。SNSアプリでコミュニケーションをとりながらWebブラウザで検索、ネットショッピング中に計算機で計算、といった使い方が可能。なお、Sシリーズでは、スモールアプリにリモコン機能が追加される。

スモールアプリの利用イメージ

(記事提供: AndroWire編集部)