NECは21日、Windows 7 Professionalを搭載した、12.1型の大画面タッチパネル液晶のビジネス向けスレートPC「VersaPro タイプVZ」の販売を開始した。出荷開始は5月を予定している。価格は20万円台を予定。
「VersaPro タイプVZ」は、12.1型の大画面ながら約952gという軽量化を実現。Windows 7 Professional搭載により企業の既存アプリケーションの導入も容易だ。バッテリ駆動時間は4月中旬に公表予定となっているが、発表文によれば「1日の外出でも使える長時間駆動を実現」とされている。
スレートPCの長所をいかすため、タッチペンや指先による手書き入力で高い文字認識率を誇る日本語入力ソフト「mazec for Windows」をプリインストール。液晶も広視野角のノングレア液晶を採用し、高速データ通信サービス「Xi」(クロッシィ)モジュールもオプションで選択できる。
主な仕様は、CPUがCeleron 857(1.2GHz)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、メモリがDDR3 SDRAM 2GB、ストレージが約64GB SSD、ディスプレイが12.1型(1,024×768ドット)、OSがWindows 7 Professional SP1 32bit版。ギガビット対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LANを搭載する。重量は前述のとおり約952g。
なお、3月13日に発表された住友生命保険相互会社における営業職員用の新携帯端末は、この「VersaPro タイプVZ」の専用カスタマイズモデルであるとのこと。