佐賀県を拠点にスーパーマーケットを展開するニコーはこのほど、保育園や幼稚園、小学校などを対象とした給食向け九州産食材の宅配サービス「九州育ち」を開始した。
同サービスは、乳幼児や児童を預かる法人を対象とした給食向け食材宅配サービス。食品についての安全・安心を実現し、子供たちの食環境の充実を目指すという。
取扱う食品は、九州圏内で生産・加工されたものに限定し、仕入れ段階での放射能汚染リスクを最小限に抑える。また、全品目について外部専門機関による高精度放射性物質検査を実施(定量下限値5ベクレル/kg以下)し、同検査においてヨウ素、セシウムなどの検出値が"不検出"となった食品のみを出荷。さらに、生産段階、飼料・流通段階、検査結果などの情報をすべて公開するほか、検査過程で得られた情報も随時公開する。
野菜・果物・肉などの生鮮品、米、調味料などの食料品、卵・牛乳などの日配品に加え、お菓子や麦茶など給食で使用する食品すべてを販売する。サービス対象施設は、保育園・幼稚園・小学校・学童保育などの給食を提供する保育・教育団体。サービス対象地域は、福島・群馬・栃木・茨城・埼玉・東京・千葉・神奈川の8都県となる。
【関連リンク】 「ホットスポット」が発見されやすい場所を詳述、環境省が対処ガイドライン |