財団法人 日本数学検定協会は、3月14日の数学の日(円周率にちなむ)に合わせ「第1回数学川柳&数学俳句コンクール」の大賞を発表した。

これは作家の森村誠一氏を選考委員長に迎え、2月29日までに応募された18,924句(川柳:15,437句、俳句:3,487句)の中から選ばれたもの。

大賞のほか、優秀賞、特別賞も発表された。

第1回「数学川柳&数学俳句」の大賞作品

「第1回数学川柳&数学俳句コンクール」は、「数」「算数」「数学」のイメージを詠み込んだ句のことで、数や算数・数学の楽しさを広めるという主旨のもと、今年第1回目が開催された。

選考委員長は作家の森村誠一氏。その他の選考委員は、やすみりえ(川柳作家)、榎本好宏(俳人)、林家久蔵(落語家)、塚越孝(フジテレビアナウンサー)など。

1月10日から2月29日までの期間に集まった作品は、総数18,924句(川柳:15,437句、俳句:3,487句)で小学生以下から90歳以上までと幅広い年齢層から応募があった。また、日本だけではなく、海外から応募されたものもあったという。

  • 【大賞】川柳  御破算で 願いましては 次の恋    (兵庫県 松下弘美さん)
  • 【大賞】俳句  初雪や 三角定規 ほどの坂      (千葉県 須賀毅さん)
  • 【優秀賞】川柳  だしひいて わってかければ 卵とじ  (静岡県 笹原勝志さん)
  • 【優秀賞】川柳  早口で 言えば舌かむ 七の段     (石黒元規さん)
  • 【優秀賞】俳句  分数を 解いている間に 雪がふる   (愛媛県 近藤泰樹さん)
  • 【優秀賞】俳句  大声で 九九暗唱の 菖蒲風呂     (北海道 江田耕三さん)
  • 【特別賞 森村誠一賞】俳句  黙祷の 一分長し 不如帰 (大阪府 木本康雄さん)
  • 【特別賞 やすみりえ賞】川柳  九九だけは 老いた脳にも リズミカル (奈良県 植松悦子さん)

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