「Hondaセーフティナビ」の推奨ハードウェア

本田技研工業は15日、パソコンと市販のステアリングやフットペダルなどを組み合わせることで簡易型シミュレーターとして使用できる「Hondaセーフティナビ」の、リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフトを発売した。ソフトウェア価格は52万2,900円、ソフトウェアと推奨ハードウェアのセット価格は82万1,100円。

今回発売されたリハビリテーション向け運転能力評価サポートソフトは、画面上に表示されるランプの点滅を確認して、ランプの色別に定められた操作に対する反応の速さやを検査。これにより、集中力や判断力の確認や、市街地走行における周囲の安全確認、誘導アナウンスや指示標識に従っての運転状況を評価することができる。運転結果は年代別の5段階評価を行い、その数値で運転レベルが分かるほか、運転内容をリプレイすることで客観的に自分の運転を確認し、苦手な箇所の再認識も行えるようになっている。

運転反応検査の画面イメージ

危険予測体験の再生画面イメージ

シミュレーション上の運転コースは、自動車教習所などを中心に販売している「四輪ドライビングシミュレーター」での危険予測体験ソフトから難易度を設定したものや、さまざまな運転環境を再現した長時間運転コースなどを用意。認知・判断・運転操作の複合的動作を楽しみながら行うことで、リハビリテーションのモチベーションを保てるように構成されている。