エプソン販売は14日、中嶋悟氏が総監督を務める『EPSON NAKAJIMA RACING』の「2012年SUPER GTシリーズ GT500クラス」参戦を今シーズンも支援していくと発表した。これを受けて、同チームのドライバー・道上龍選手と、レースクイーンの高橋聡美さん、池田ゆい佳さんが本誌編集部を訪問。今シーズンに向けての思いを語った。
エプソンは中嶋氏の現役時代(1983年~)からスポンサー活動を行い、2004年以降、『EPSON NAKAJIMA RACING』のSUPER GT参戦も支援している。昨シーズンは第4戦(スポーツランドSUGO)で3位入賞をはたすなど、チーム力の向上を感じさせる1年となった。今シーズンも、ドライバーに道上龍選手、中山友貴選手を起用し、シリーズチャンピオン獲得を目標に、ホンダ「HSV-010 GT」がベースのマシン「EPSON HSV-010 GT」で全8戦に臨む。
このほど公開されたマシンの車体カラーリングは、一般公募による「2012年EPSON HSV-010 GT カラーリングコンテスト」最優秀賞作品をもとにデザインされたもの。中嶋総監督は最優秀賞のデザインに関して、「サイドやボンネットも含めてきれいなストレートラインが印象的」と評価。チームのPRのため、本誌編集部を訪問した道上選手、高橋さん、池田さんも新デザインを気に入った様子で、「かっこいい!」「きりっとしていて、スピード感がありますよね」と話していた。
高橋さんは3年ぶりに同チームのレースクイーンを務める一方、池田さんは今年がレースクイーンとして1年目の活動に。「すごく憧れていたので、レースクイーンになることが決まったとき、うれしくて感動して号泣してしまいました(笑)」と池田さんがカミングアウトし、「(池田さんは)かわいいので、そのまま自然体でいてほしいですよね。私も3年目として、困ったことがあればすぐ気づける存在になりたいです」と高橋さんが"先輩"らしい一面を見せる一幕も。2人とも『EPSON NAKAJIMA RACING』の一員として、「笑顔と明るさと元気でチームの力になれたら」と誓った。
そんな2人を見ながら、「エプソンの衣装も似合っているし、イメージにぴったり」と道上選手。2010年より同チームのドライバーを務める彼は、「正直、この2年間はいい成績を残せていないけど、今年はいろいろなものが進化し、いい状態になってきていると感じます。レースクイーンをはじめチームのみんながひとつになって、優勝を勝ち取れるものだと思うので、みんなで力を合わせてレースに臨みたい」とコメント。3年目となる今シーズンに向けて、「とにかく結果を出したい。全8戦を通じて、最低でもシーズン3位以内に入れるようなレースを続けていきたい」と抱負を述べた。
なお、『EPSON NAKAJIMA RACING』専用ホームページでは、「EPSON HSV-010 GT」をはじめ、歴代マシンやレーシングピットを精緻に再現した「スーパーペーパークラフト」のコンテンツも充実。今シーズンも新デザインの「EPSON HSV-010 GT」や、7年ぶりとなるフォーミュラーカーのペーパークラフトを公開予定とのことだ。