3月18日に放送するWOWOWのドラマ『エンドロール~伝説の父~』(22:00~)の制作発表記者会見が13日、都内で行われ、主演の中村獅童をはじめ、萩原聖人、板谷由夏、鈴木励和が出席した。

左から板谷由夏、鈴木励和、萩原聖人、中村獅童 拡大画像を見る

優れたシナリオ作品の発掘とその映像化を目的に、WOWOWが2007年より実施している「WOWOWシナリオ大賞」。同ドラマは、587作品の中から大賞に選ばれた昨年の作品(福島カツシゲ作)を、『川の底からこんにちは』の映画監督・石井裕也が演出。売れない映画監督の橋本雄司(中村獅童)を主人公に、死を目前にした親友・尾崎明夫(萩原聖人)の願いを叶えるべく、明夫の息子・健太郎(鈴木励和)にメッセージを伝えるための映画製作を手掛けるというストーリーだ。

主演の中村は「普通の青年である雄司は、自分にとって新しい役ですね。巡り会えて非常に幸せなことですし、新しい中村獅童を見て下さい」と自信。「世の中がデジタル化していく中、この作品はアナログの作品です。人の温もりなどを感じて頂ければ嬉しいです」とアピールした。

萩原聖人扮する尾崎明夫の妻、麻由美役を演じたのは、この日に第2子の妊娠を発表したばかりの板谷由夏。中村たちから「おめでとうございます」と祝福された板谷は「ありがとうございます」とお礼を述べ、「既にうちには3歳児のやんちゃ坊主がいますので、母親役と実際の役柄に変化はありません。長男の時もそうでしたが、新しい命を自分に宿した時には同時に死も考えます。芝居に影響するか分かりませんが、妊娠すると繋がっている命のことを考えますね」と実感を言葉にした。

退場する際に、記者から小栗旬と山田優の結婚について投げ掛けれた中村は「おめでとうございます」と祝福。自身の再婚について問われると、無言のまま会場を後にした。