近畿日本鉄道は14日より、京都駅の新設ホーム(3番線乗車用と4番線乗降用)の供用を開始する。これを記念し、京都駅構内で台紙付き入場券やポストカード(4種類)が限定発売され、「京都線の昔懐かしい写真展」も開催される。

ターミナル整備事業が完了した後の近鉄京都駅断面図(画像はイメージ)

近鉄京都駅の新設ホーム。14日から供用開始

近鉄では、「近鉄グループ経営計画」の一環として、主要ターミナルの整備プロジェクトを進めており、京都駅も約5年かけて整備事業が行われてきた。2008年10月に高架下商業施設「みやこみち」が、昨年10月にはホテル近鉄京都駅が開業。京都駅4線化工事の完了と新設ホームの供用開始により、京都駅ターミナル整備も完了する。

京都駅4線化完了を受け、ホームの運用形態も変更されることに。これまで1番線からのみ発車していた特急列車は1・2番線からの発車となり、折り返しの時間が長くなることで、余裕を持って乗車できるようになる。3番線は線路の両側にホームを設置し、従来のホームを降車用、新設ホームを乗車用とすることで混雑緩和が可能に。4番線は6両長に対応し、普通・準急・急行が発着する。なお、4番線の列車発着は20日からとなる。

新設ホームの供用を開始する14日には、京都駅営業所にて台紙付き入場券(150枚限定)とポストカード4種類(各200枚限定)を発売。ポストカードには京都駅構内や同駅を発着する列車の懐かしい写真がデザインされる。14日と17~18日には、駅改札内の特設カウンターにて、鉄道グッズの特別販売と京都線の懐かしい写真を集めたミニ写真展も実施。ホテル近鉄京都駅でも、「記念ポストカード付き宿泊プラン」「鉄男・鉄子の休日デイユース」といった記念特別プランを販売するとのこと。