アイドルグループ・AKB48と姉妹グループのSKE48、NMB48、HKT48が11日、それぞれの専用劇場で東日本大震災復興支援特別公演を行った。
東日本大震災復興支援特別公演で黙とうしたAKB48の前田敦子(右)と柏木由紀 拡大画像を見る |
秋葉原のAKB劇場で公演を行ったAKB48は、オープニングで「風が吹いている」を歌い、メンバーたちが被災地訪問したときの様子を収録したスペシャル映像を流した後、震災発生時刻の14時46分にメンバー90人と250人ファンたちが一斉に黙とう。その直後に前田敦子が突然号泣し、スタッフに連れられて一時退場する一幕もあった。その後、大島優子が「東日本大震災から1年がたちました。ですが、まだまだ復興への道は続いていきます。私たちも微力ですが、これからも支援活動を続けていきたいと思っています。どうぞ皆さん、これからもご協力をよろしくお願いします」とあいさつした。
続けて、「誰かのために―What can I do for someone?―」を披露し、高橋みなみが「全員が被災地に足を運ぶことはできないかもしれませんが、ここから何かを発信して、被災地の皆さんに元気、そして笑顔を届けていきたいなと思っています。被災地の皆さんからは、笑顔の大切さ、そして前を向くことの大切さを教わった気がします。これからもその気持ちを胸に、皆さんに笑顔を届けられるように頑張っていきたいです」と真剣に語りかけた。
ほか、「会いたかった」「ヘビーローテーション」「Everyday、カチューシャ」など計12曲を歌い、最後の「桜の花びらたち」では各劇場と中継を結んで、同時に熱唱。高橋が「最後になりましたが、東日本大震災、そして津波によって被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復興を願っています」と締めくくった。
公演終了後は、メンバーが観客を握手で見送り、会場には21時まで募金箱が設置され、4劇場合計で204万515円の募金が集まった。