女優の相武紗季が10日、都内で行われた映画『FLY!~平凡なキセキ~』初日舞台あいさつに主演の小籔千豊、温水洋一、大杉漣、そして近藤真広監督と登壇した。

左から、近藤真広監督、温水洋一、小籔千豊、相武紗季、大杉漣 拡大画像を見る

相武との共演について聞かれた小籔は「こんなに中身が普通な芸能人は見たことがない」とイメージとのギャップを強調。小籔いわく"役作りのために"相武の行動をチェックしていたそうで「話す内容が女優然としていなくて、地元におりそうやんという中身。こんな顔面のお姉さんは見たことないけれど、内面は普通過ぎてビックリ」と予想外の姿を暴露した。

同作は、小学1年生の息子を女手ひとつで育てる事務員のななみ(相武)に思いを寄せる満男(小籔)が、遠い宇宙から偶然落ちてきた宇宙人シタカ(温水)と出会い、友情を育みながらそれぞれの恋に奮闘していく姿を描く。

広がりのないテーマが書かれたサイコロを振って、トークを盛り上げるという企画が行われたこの日。「あなたの誕生日は?」という面を出した温水は「相武さんと一日違い。6月19日です」と偶然過ぎるミラクルを明かし、会場は大盛り上がり。「私は6月20日です!」と驚く相武をよそに、温水は「僕は知っていましたよ……」と小声でほくそ笑んだ。劇中では宇宙人シタカを演じているが「宇宙人役が代表的な役どころになればいい」と自信満々。役作りについて聞かれると「していないんです。そのまま顔を緑色に塗っただけ。資料があるわけでもないので、僕なりの宇宙人です」と恐縮していた。

シングルマザー役で初ヒロインを務めた相武は、息子を演じた子役について「人見知りで、心を開いてくれるか不安だったけれど、初日から短時間で打ち解けることができて、楽しんで母親役を演じることができた」と嬉しそう。小籔との距離も「(息子役の)昂太君がいてくれたから打ち解けることができた」と語り、小籔も「色々な意味で子はかすがいですね」と子役の存在の大きさを実感した様子だった。