イー・アクセスは9日、東日本大震災から一年を迎えるにあたり、ネットワーク運用体制を整備し、より一層の災害対策を講じていくことを明らかにした。

同社では、災害時にも確実に繋がる通信インフラとして、既存のネットワークを総点検する。さらに、3月15日より提供を開始する同社の次世代通信サービス「EMOBILE LTE」ネットワークにおいても、「自然災害が発生してもそれに耐え、被害発生にも早期に復旧できるような災害に強いネットワーク」(同社)として、運用体制の整備を行っていくとしている。具体的な対策は以下の通り。

  • 大阪にネットワークオペレーションセンター(NOC)を設置し、東阪二重で運用
  • 緊急時車両の追加配備
  • 自然エネルギー(ソーラーパネル)を利用した基地局向け電源設備の実証実験を実施
  • 非常時の衛星回線通信設備の追加配備
  • 72時間持続可能な非常用大容量バッテリーの配備
  • 主要基地局への無線回線の配備
  • データ通信網によるファイル化された音声メッセージ送信サービスの準備
  • 災害用伝言板の事業者間連携

今後も同社では、モバイルブロードバンドによる取り組みを通じ、復興に向けて貢献するとしている。

(記事提供: AndroWire編集部)