ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、2012年ジュネーブ・モーターショーでの展示車両と、プレスデーに行われたデモンストレーションについて発表した。注目を集めたのはコンセプトモデルだけでなく、水陸両用「ランドローバー・ディスカバリー」も文字通りの「波紋」を起こした。
展示のメインとなるのは「レンジローバー イヴォーク コンバーチブル コンセプト」。SUVのコンバーチブル仕様という斬新なコンセプトで、ショー全体でも屈指の注目モデルとなっている。今回の発表によれば生産する予定はないが、デザイン面などで今後のニューモデルに影響を与えると見られる。展示車両はほかにワールドプレミアとなる「ランドローバー DC100」の寒冷地(Ice&Snow)仕様がある。
もう1台のユニークな展示車両が、生産100万台目の「ランドローバー・ディスカバリー」だ。この車両は50日で8,000マイルもの悪路を走破する「ジャーニー・オブ・ディスカバリー」を敢行中。ウガンダで切望されている水と衛生プロジェクトの資金100万ポンドを集めるための冒険で、ショーの期間中は走行を中断して展示される。
ジュネーブ湖畔には特設会場が設けられ、1990年のカウズ・ウィークレガッタのために製作された水陸両用「ランドローバー・ディスカバリー」による水中走行も。「どこにでも行けるランドローバー」をアピールするこのデモンストレーションで、湖面に文字通りの大きな「波紋」を巻き起こしたという。